古より竹田っ子を見守り続ける松の木

 校門の右肩に大きな松の木が二本あり、通称「夫婦松」として竹田小学校のシンボルになっていました。樹齢百年は優に過ぎているという大木で、昔はそこが校門だったそうです。学校の創立の頃の植樹と見られ、木自体の寿命が長く、常緑の松にこどもたちもあやかってほしいとの願いをこめて植えられたようです。長きに亘って風雪に耐えてきた二本の松ですが、そのうちの一本が弱ってしまい、平成22年4月に伐採しました。今は一本だけになりましたが、雄々しい姿で毎朝子どもたちを迎えています。

 
校舎から見た二本松 校門のそばに立つ二本松 
  開校以来百二十年
 竹田の子らを見守り続けし
 老松 今ここに幹を残す
 夢に向かって限りなく伸びる
 竹田の子らの栄えある未来を
 幸多かれと見守り続ける
        平成22年4月
          校門横の老松を切る
             (玄関に掲げています。)
 校庭の東側にも、百年立ち続け子どもたちを見守り続けた一本の松がありましたが、病気に罹りやむなく伐採しました。当日は地域の方や、子どもたち、卒業生に見守られながら、 作業を終えました。

  幾星霜風雪に耐へ
  老松は
  旭日背中に
  今日は散りゆく
         (足立氏作)