四季の主な祭り

 ◆竹田城祭り
 ◆花菖蒲(はなしょうぶ)祭り
 ◆松明(たいまつ)祭り
 ◆竹田秋祭り


竹田城祭り
 毎年4月の初め(第1週か第2週)の日曜日に行われる平成12年から始まった大きなお祭りです。山名軍と赤松軍の武者行列が南北を行き違い、合流点では合戦の模様が再現されます。竹田小学校のこどもたちもお父さんたちに混じって列に加わります。こどもたちは、先鋭隊になることが多いようです。お姫様の御輿も出ます。参加者の甲冑は手作りで、ダンボールなどを駆使した力作や、奥様・おばあちゃま方の手によるものも見られます。駅前広場や虎臥城公園には露店が並び、多くの人で賑わいます。公民館などには地元の人たちの絵画や書、手芸、生け花、写真などの作品が展示されます。昔の酒蔵を利用して落語会が開かれたり、通りに面した民家では、雛人形や武者人形などが飾られます。竹田小学校金管バンド部によるパレードも恒例になっています

花菖蒲(はなしょうぶ)祭り
 竹田地区寺町通りで毎年6月中旬の花菖蒲が見頃になる時期に行われます。平成16年に地元有志(花菖蒲祭り実行委員会)が始めたお祭りです。約3000株の花菖蒲を平成13年ごろから植えて大事に育ててきました。今では大勢の人が開花を楽しみに訪れるようになり、毎年、白や薄紫や紫の花が人々を楽しませています。期間中、一日だけ(日曜日に)イベントが行われ、餅まきや踊り、歌謡ショー・屋台村などで賑わいます。また、期間を通して、夜には竹田小学校のこどもたちが絵を描いて作った雪洞(ぼんぼり)に灯がともり、夜桜ならぬ夜の花菖蒲も楽しめます。

松明(たいまつ)祭り
 竹田地区で行われる伝統的な火祭りです。毎年7月23日夜、円山川河川敷で行われます。1762年(宝暦12年)に大火事があり、火の神を祀る朝来山の愛宕神社に松明を奉納したことが起源となっています。高さ6m以上もある松明3基が高く燃え上がる姿は圧巻で、炎が川面に映る姿は幻想的です。神事や雅楽の演奏も行われます。火よけや防災の願いを込めて、毎年、雪解けの季節から松明の準備にかかるそうです。
神戸新聞(2007年7月25日)

竹田秋祭り
  10月の体育の日の前日・前々日に、毎年行われる大きなお祭りで、百数十年の歴史を誇ります。大小20数台の「やっさ」が各地区から繰り出し、大人もこどもも総出で担ぎます。美しさと勇壮さ、スケールの大きさでは但馬一と言われています。竹田小学校金管バンド部によるパレードもあります。夜には太鼓打ちと音頭取りを乗せてライトアップされた「やっさ」が威勢のよい掛け声とともに町内を練り歩く姿が圧巻です。また、一年おきに行われている諏訪神社の御神輿(おみこし)が円山川を渡る川渡御(かわとぎょ)も見ものです。