展開公式

\( (a+b)^2=a^2+2ab+b^2 \)
\( (a-b)^2=a^2-2ab+b^2 \)

(1) $$ (a+b)^2 $$ この式を計算(展開)する。2乗は同じものを2回掛けることなので
(2) $$ (a+b)(a+b) $$ を計算(展開)するのと同じ。括弧の中を項に分け、漏れなく全部掛けると
(3) ②と③で同じものができる。
(4) 元の式でいうと、括弧の中の2つの項(\(a\) と\(+b\))を掛けたものが2個できるということ。 $$ (a\ \vdots +b)^2=a^2+ab{\color{red}\times 2}+b^2$$
(5) \((a+b)^2=a^2+b^2\) だと勘違いする人が多いので、
(6) 2乗の展開は
  1. 括弧の中の2つの項を掛けたおまけができる
  2. おまけは2倍
ということをしっかり覚えれば間違いなし。
(7) たとえば\((x\ \vdots +2)^2\) なら、おまけは\(x \times (+2)=+2x\)。その2倍は\((+2x)\times 2=+4x\)。
したがって \((x+2)^2=x^2+4x+4\)
(8) \((x\ \vdots-3)^2\) なら、おまけは\(x \times (-3)=-3x\)。その2倍は\((-3x)\times 2=-6x\)。
したがって \((x-3)^2 =x^2-6x+9\)
(9) 2乗の展開は、おまけは2倍を忘れずに。
\( \underline{(a+b)(a-b)} \) もチェックしておこう→