式と項と因数

ここで一度用語を整頓しておこう

名称 標準的な形 意味
項 + 項 式は項を足し合わせたもの(引き算は足し算に直せるのでここに含める)。項を3つ、4つと足しても構わない。特殊なケースとして、項が1つだけのものも式という
因数 × 因数 項は因数を掛け合わせたもの(割り算は掛け算に直せるのでここに含める)。因数を3つ、4つと掛けても構わない。特殊なケースとして、因数が1つだけのものも項という
因数 数、文字、(式) 式を構成する最小要素。\(1, 2, 3\) などのや \(a, b, c\) などの文字、そして、カッコでくくった式がここに分類される。授業でカッコは塊を作るものとして紹介したのはこのため

この表のすべてを今理解できなくても構わない(分かりやすいように概略しか書いてないし、高校や大学で勉強する考え方も入っている)。大切なのは、式は項の足し算で、項は因数の掛け算なのだということ、そして、式をカッコでくくったものは因数に分類されるということ。しっかり自分のものにしておこう。

共通因数をくくる →